カンファレンスでつかう神経所見についてみてみましょう。内容は、OSCEで習ったことと同じですので、復習しながら学習してみましょう。
神経疾患の診断は、病因診断と、解剖学的診断からなります。
病因診断は発病の様式で分類できます。
解剖学的診断は、症状の分布から判断します。これに用いるのが、神経診察です。
神経学的所見の前に、一般身体所見を記載します。
神経学的所見の記載は、意識から始まって、順に記載します。これは、どこの病院でも共通の順です。
意識レベルの記載としては、JCSやGlascowスケールがよく用いられます。
病棟では、JCSが頻用される傾向にあります。
MMSE,HDSは認知症の検査として、一般の日常診療でもよくつかわれます。
主に、アルツハイマー型認知症のスクリーニング目的として使われる検査です。
何度も自分でやって、できるようにしましょう。
失行・失語は麻痺がないのに、動作や発話ができない状態です。
失認は、感覚入力に問題がないのに認識できない状態です。
実例に接しないと、むつかしいのですが、脳梗塞などの症状として、現れることがあります。
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解説動画の扉絵につかった写真について、以下のページで解説しています。
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