脳神経系の診察は、脳神経ごとに行います。
主に、目・顔面・舌の運動と、顔・耳の感覚を順に確認します。
項部硬直で、髄膜刺激兆候を見ることができます。
バレー兆候で、上肢のわずかな筋力低下を確認することができます。(脳卒中のスクリーニングによく使われます)
ガワーズ兆候は、筋ジストロフィーのように、近位筋力低下のある疾患でみられます。
MMT試験で、四肢の粗大な筋力を確認することができます。
四肢の不随意運動や、トーヌスを確認すると、いわゆる錐体外路系の症状を確認でいます。
指鼻指試験、膝かかと試験で、四肢の運動失調を見ることができます。
深部腱反射は、部位によって、肢位と打腱器でたたく部位が決まっています。うまく出ない場合は、肢位とたたく部位を確認してみましょう。
異常反射で、臨床でよく使われるものを挙げています。特に、バビンスキー反射はよく使うので、正しくできるように何度も練習しておきましょう。
つぎ足歩行、ロンベルグ兆候で、運動失調の分類ができます。
歩行は、異常の様子から、いくつかのタイプに分類されます。
小刻み歩行ならパーキンソニズムを疑う、というようにです。
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