感覚症状の診察は、触覚以外に、温痛覚や、振動覚を見ます。
最期に、もう一度3段階診断についてみてみましょう。
解剖学的診断は症状の分布から行います。
病因診断は、発病の様式によって分類されます。
神経所見の最後に、暫定診断と鑑別診断を挙げます。
暫定診断は、病因・解剖学的部位と一致するものでなければなりません。
以下に具体例を挙げておきます。
具体例1つめです。突然発症の髄膜病変、ということで、くも膜下出血、と診断できます。
具体例2つめです。慢性経過の基底核病変、ということで、パーキンソン病、と診断できます。
まとめです。
神経所見は診断に重要ですので、ひとりでとれるようになるまで練習するのが肝要です。
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