脳出血

a、病態

・高血圧性(被殻>橋)

・アミロイドアンギオパチー:皮質ならどこでも

・その他の病態に合併するもの(塞栓性梗塞や脳腫瘍)

b、特徴的身体所見

出血部位による

水頭症を合併することがある

めまいや歩行障害だけで発症する小脳出血もある

*麻痺のない、めまいで発症の脳血管障害には、出血以外に、脳幹梗塞(特に延髄)がある

c、鑑別のポイント

検出にはCTが優れる

病態をしらべるために、MRIを組わせることがある


d、標準治療

①血圧管理:ニカルジピンの持続点滴

②抗浮腫治療:グリセオール

③消化管出血予防:オメプラール

④安静度

安静で開始し、CT(24時間後、7日後)で拡大なければ安静度拡大

⑤手術適応

血腫拡大があり、意識障害が進行する場合

>救命目的であり、予後改善は期待できない