a、病態
前屈によっておこる脊髄循環不全によっておこります。
日本人の平山恵三という症候学の先生が見つけたので、この名前がついています。
b、特徴的身体所見
10-20歳の男性が多く、2-3年で進行するとされています。
上肢の「斜め萎縮」といわれる、筋萎縮の分布と、振戦(fasculation)がみられます。
c、鑑別のポイント
頚椎MRIの前屈位で硬膜後壁の突出が特徴、慢性期は扁平化するといわれています。
>詳細は、下記の画像サイトをご覧ください
d、標準治療
カラーを装着します。
装着時間などは、外部ページ4)の症例報告をご覧ください。
<外部リンク>
1)病態
前屈による脊髄の虚血のイラストがわかりやすくまとめられています。
2)診察
neurologyの教育ビデオで、上肢の姿勢時の振戦が確認できます。
3)画像
neurologyの教育ページで、fig 2 腕橈骨筋が保存(いわゆる斜め兆候)
MRI:進行期例の頚髄萎縮例です
4)治療
若年性一側上肢筋萎縮症(平山病)の頚椎カラー療法-38例での治療成績-
"得丸 幸夫, 平山 惠造"
臨床神経,41(4):173-178,2001
臨床神経のHPにログインすれば読めます
*参考
0:20-
0コメント