a、病態
脊髄全角細胞の変性により、下位運動ニューロン障害をきたします。
b、特徴的身体所見
近位筋の筋力低下であり、ここが、他の末梢神経障害との相違です。
分類は、発症年齢によって、I型~IV型にわけられます。
I型がfloppy infantで出生、IV型が20歳以降の発症です。
II型、III型はその間で、1歳6ヶ月(自立歩行を獲得時期)までに発症かでわけられます。
c、鑑別のポイント
検査は、電気生理検査、筋画像によっておこないます。
確定診断は、SMN遺伝子です。(検査会社の外注でできます)
d、標準治療
スピンラザ(ヌシネルセン)の髄腔内投与を6か月に1回行います。
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