症例問題1 意識障害
<意識障害と眼球運動>
Right-way eyes: 眼球は障害側に向く
Wrong-way eyes: 例外、テント上の刺激性病変(てんかんや、脳出血急性期)、テント下(脳幹部,特に橋の病変)
<雑学>
・ルターの肖像と眼球偏移
宗教改革で有名なルターはめまいの発作があり、最期は脳卒中であったそうです。肖像画と持病との関係の推測が述べられています。
・目は口ほどにものをいうという話
意識障害において、眼球運動は手掛かりを与えてくれます。しかし、意識がある人でも、意識下のことを語っていることがあります。例として、こちらの芸人さんの動画を見てみましょう。
こちらの動画は、眼球運動があまりありません。おそらく、編集によって考えている時間をカットしているものあると思います。
眼球運動がある動画(youtube)
こちらの動画は、前の動画に比べると、眼球運動が頻繁にみられます。おそらく、この芸人さんは、考え事をしているときに、特に左のほうにきょろきょろする癖があるようです。
余談ですが、動画の撮影された時期を見ると、3か月ほどの期間があります。ひょっとすると、この間になにかがあったのかもしれません。
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