DMニューロパチー

Gの糖尿病性ニューロパチー、いわゆるDMニューロパチーについてみてみましょう。

まず、a、病態ですが、症状は下肢発症が多いです。これは、末梢神経障害は遠位部が好発部位であることによります。

生活面では、異常感覚の他、感覚低下により怪我に気が付きにくく、感染を引き起こしやすくなる、といったことが問題になります。

b、特徴的身体所見の振動覚低下、アキレス腱反射低下がみられます。

*なお、DMに関連して、動眼神経麻痺により、内点障害を呈する例もあります。

G、DMニューロパチーのc、鑑別のポイントですが、DMに合併しやすいASOやアルコールに関連したニューロパチーなどの存在が問題になります。

合併している、という例もめずらしくありません。

d、標準治療としては、対症療法として、キネダック、メチコバールの投与がおこなわれます。