CIDP

CIDPのaの病態ですが、ギランバレー症候群などと同じく、免疫性疾患であり、IVIGが有効であるという特徴があります。

ギランバレー症候群との違いとして、慢性経過で、ステロイドが再発抑制に有効であり、維持療法に用いられます。

次に、bの特徴的身体所見ですが、典型例では、運動が感覚より前景にたつ傾向にあり、左右対称の症状を呈します。

c、鑑別のポイントですが、まず、病歴がGBS違って、数か月程度の経過再発寛解を繰り返す傾向にあります。


・CIDPの検査所見についてみてみましょう。

NCSで、脱髄パターンをしめし、ルンバールでは、タンパク細胞解離を示します。MRIで、造影病変が認められることがあります。

この中で最も重要なのは、病歴と、NCSで、脱髄パターンであることです。

診断基準も出ていますので、リンク先を見てみるといいでしょう。

dの標準治療ですが、ギランバレー症候群などと同じく、免疫性疾患であり、IVIGが有効であるという特徴があります。ギランバレー症候群との違いとして、慢性経過で、ステロイドが再発抑制に有効であり、維持療法に用いられます。ステロイドで維持できない場合は、免疫抑制剤の併用や、IVIGの間欠的投与が用いられます。


<外部リンク>

CIDPの診断(外部リンク)

脳内研修のためのページ