後カンファレンスの準備

後カンファレンスの準備についてです。

1,症例提示の目的を同定する

2,準備するもの

3,経過と検査結果を入れる

よく似た症例をひな形に今回の症例の病歴をつくる

4,考察を作る

目的に合った文献を探し、一般的な話で補強する

*「後カンファレンスひな形」フォルダに、病歴のひな形あり。

1,症例提示の目的を同定する

まず、目的を同定しましょう多くの場合は

①,診断がわからない

②,この治療でいいのかわからない

のいずれかです。これを指導医から教えてもらいます。



2,準備するもの

①入院サマリー

②文献(特に日本語の総説)

③よく似た症例のスライド


(前半)

3,病歴の部分のスライドを完成させる

③ー1、ひな形となる症例の枠を作っておく(あらかじめある場合は省略可)

「よく似た症例のスライド」がある場合は、データーになるところを●などに変えて、ひな形を作る

③ー2、入院サマリーや画像所見から、使いそうなところをワードのファイルにストックしてゆく。

③ー3、1と2を結合する

*1と2を一気にやってもいいのだが、よくある間違いに「前のひな形のデータが残っていた」がある。これは、非常にかっこうがわるい。

以下に実例を示す。


3-①,ひな形の作り方の例

元となるスライドがある場合は、前の人の病歴を●などにかえていく

3-②、検査結果などを集める

ひな形に直接入れていってもいいのだが、使えそうなものをワードなどにストックして、そこから選ぶほうが楽なことが多い。



3-③、後は、結合させる。


(後半)

4,今回の「症例提示する目的」をもととに結論を考える。

(これは、指導医が知っていることが多い)

文献は多いに越したことは無いが、全部読むと大変なことになるので、最初に目的とする結論を考えて、関連した文献をよみ、関連した情報を付ける。

以下に実例を示す。


例として、「壊死性ミオパチーにIVIGをしたい」なら、それに関係した文献と該当箇所を探す。そして、一般的な分類をつける。

提示するときは、逆に並べる。


文献から、該当箇所を探す例を示す。

以上をまとめます。