マイクロバブルテスト

マイクロバブルテストについての説明です

1,原理

2,オーダー方法

3,回路の組み立て


1,原理

バブルテストは、奇異性塞栓を見つけるための検査です。まず、奇異性塞栓について説明します。

下肢にできた静脈血栓は、右心系を通り、肺でトラップされて消えます。ところが、卵円孔開存や心房中隔欠損症のが存在すると、血栓は左心系に侵入して、そのまま脳に流れていきます。これが、奇異性塞栓です。卵円孔は、大きければカラードプラで発見できますが、小さい場合は、見えない場合があります。

そこで、行うのがマイクロバブルテストです。検査では、写真のように組み立てた回路を使って、人工的に作ったエアーを送り込みます。

下準備として、オーダーと回路の組み立てがあります。



2,オーダー方法

動画の1:36から始まっています。

①、エコー日の決定

エコー室に、バブルテストがあることを電話で伝えて、日を決めてもらいます


②、オーダー

診療科別の中から、「マイクロバブルテスト用」を画面内にドロップします。

KING画面から、

オーダー>セットオーダー>医師別セット

診療科別の中から、「マイクロバブルテスト用」を画面内にドロップします。


ルート類と、心エコーが立ち上がります。


3,回路の組み立て

動画の2:36から始まります。

ルート類の完成図です。


必要物品です。

(まとめたものが、病棟の棚にあります。動画3:13にあります)


回路の組み立ての実演は、動画の3:25にあります。